起立性調節障害について

2026.04.28

起立性調節障害とは、立ち上がった際に血圧や心拍数の調整がうまくいかず、めまいや立ちくらみなどの症状が現れる状態を指します。
 
特に思春期に多く見られ、朝起きづらい、立ち上がると気分が悪くなるといった不調として気づかれることが多いのが特徴です。

 

起立性調節障害の原因について

起立性調節障害は、自律神経の働きがうまく調整されないことが大きな要因とされています。本来、人は立ち上がると重力によって血液が下半身に集まりやすくなりますが、自律神経が正常に働くことで血管が収縮し、脳への血流が保たれます。しかし、この調整機能が乱れることで、脳への血流が一時的に不足し、さまざまな症状が引き起こされます。
 
また、成長期における身体の急激な変化も関係していると考えられています。身長の伸びや体格の変化に対して自律神経の働きが追いつかないことで、バランスが崩れやすくなる傾向があります。さらに、睡眠不足や生活リズムの乱れ、長時間のスマートフォンやゲームの使用なども自律神経に影響を与える要因とされています。
 
加えて、精神的なストレスや環境の変化も無視できません。学校生活や人間関係の影響を受けやすい時期であるため、心身の負担が重なることで症状が強く出ることがあります。このように、複数の要因が重なり合うことで発症するケースが多いのが特徴です。

 

起立性調節障害の症状について

起立性調節障害では、立ち上がったときや長時間立っているときに、めまいや立ちくらみ、ふらつきといった症状が現れることがあります。場合によっては目の前が暗くなる感覚や、気分が悪くなって座り込んでしまうこともあり、日常生活に影響が出ることがあります。
 
また、朝起きることが難しくなり、午前中は特に体調が優れないと感じるケースも多く見られます。日中になるにつれて徐々に調子が上がるものの、疲れやすさやだるさが残ることもあります。さらに、頭痛や動悸、食欲不振など、全身に関連する症状が現れることもあります。
 
精神面では、体調不良が続くことによる不安感や集中力の低下が見られることもあり、学校生活や日常活動に支障をきたすことも少なくありません。症状の出方や程度には個人差があり、日によって波がある点も特徴とされています。

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