ぎっくり腰の原因や症状について

ぎっくり腰の症状は強い痛みで歩行が困難になる、このような認識を持つ人も多いことでしょう。
主な原因と症状としては、重い物を持ち上げようとした際に突然腰が痛くなり動けなくなってしまうなどです。ぎっくり腰は、急激に発症した腰痛の症状を指すことばですが、正式には急性腰痛と呼ばれています。
腰の筋肉が肉離れを起こすケースや腰椎の関節部分にずれが生じるなどで起こるもので、年齢に関係なく発症することがありますが、中高年以上の人に多いとされます。
ぎっくり腰の痛みは1週間~2週間の中で自然回復しますが、一度ぎっくり腰になると癖になり繰り返すケースが多いため、重量があるものを持ち上げる際には慎重に行動することが望ましいです。
筋肉の慢性的な疲労が主な原因
ぎっくり腰の主な原因ですが、筋肉の慢性的な疲労は起こりえる可能性を持つといいます。
そもそも前兆などがなく突然腰に強い痛みが生じて動けなくなるなどの特徴がありますが、実はその症状はゆっくりと進行していて筋肉の疲労が蓄積している際に無理な姿勢で荷物を持ち上げると症状が起きることが多いようです。
筋肉疲労の原因には運動不足や睡眠などの他にも栄養バランスの乱れなどによっても起こりえるため、十分な睡眠と栄養バランスを考えた食生活を送ること、そして適度な散歩を心掛けるなどが大切です。
骨格の歪みも原因に
もう一つの原因として挙げられるのが骨格の歪みです。立ち仕事や座り仕事など、長時間同じ姿勢のままでいると筋肉の柔軟性が損なわれて姿勢が悪くなりがちです。
このような理由で筋肉はアンバランスとなり、背骨および骨盤などが本来の位置からずれてしまう、周辺の筋肉への負荷が大きくなり腰痛へと導いてしまいます。
この場合、1時間に一度などの割合でストレッチをするなど同じ姿勢を続けないことが予防にも繋がりますし、姿勢を変えることはリフレッシュ効果への期待もできます。
普段の生活から予防を
なお、ぎっくり腰の原因の中でも最も多いのは突然過負荷といわれていますが、筋肉の慢性的な疲労や骨格の歪みなどがあることも把握しておけば予防に良い効果を期待できるのではないでしょうか。