肩こりの原因や症状について
肩こりとは実は病名なのではなく、肩周辺に生じる痛みやハリ、違和感など全般を指すものです。
原因として考えられるのは、肩の捻挫、肩や腕周辺の筋肉、関節などの損傷がありますが、断定することができないことがほとんどです。
症状は知らず知らずのうちに動きが悪くなったり、ちょっとしたことで疲労を感じたり、つらい痛みを感じることもあります。
治療と同時に生活習慣の改善も
肩こりは慢性的なものだと思ってしまいがちですが、ひとつひとつの原因を紐解いていけば改善できる余地が残されています。
肩こりは日常生活やお仕事の影響を大きく受けることから、治療と同時に生活習慣の改善も求められることがあります。どんなに質の高い治療を受けても、例えばハードなトレーニングをしたり過酷な動きをする競技に挑んでいる方や、毎日長時間にわたり力仕事をする方をはじめ、お仕事での動作や姿勢などで肩に負荷のかかる毎日を過ごしているのであれば、肩こりの完治が遅れることがあります。
つまり、ここで慢性的なものであるか、一過性のものであるかを判断する材料になります。
それでも多くの方は、毎日のお仕事や動きを簡単に変えることができないケースがほとんどです。
ストレッチや軽い運動も有効
そこで適切な治療を受けるのはもちろんのこと、毎日ストレッチや軽い運動をするなどして肩の周辺の筋肉や関節を解し、血行の流れを良くしながら柔軟性と強さを兼ね備えるようにすることで、症状の改善と再発防止が望めます。
原因を徹底的に追求して取り除く
治療を受ける場合では、原因を徹底的に追求して取り除くことを目指します。
生活習慣や辛い症状の聞き取りをするのをはじめ、必要に応じてレントゲンやMRIなどを使用して原因を突き止めて行きます。筋肉、靭帯、関節などいずれが原因なのか分かれば、適切な医療を受けられるのと同時に日常生活での対処方法も明確になります。
マッサージ、鍼や灸により、血液の循環やリンパの流れを良くすることで肩の負担や痛みが大幅に軽減されることが期待されます。